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こぎん刺しの楽しい!かわいい!を発信 こぎんマガジン


私たちは、こぎん刺し や 菱刺し が気になっている人や楽しむ人に、耳よりな情報を提供する、こぎん刺し ウェブマガジンです。誰でも気軽に楽しめる こぎん刺し をリアルに体験できる様々な情報を集めて発信しています。

こぎん刺し には、好きな人なら誰もが味わう、始めたらやめられないハマってしまう面白さがあります。自分の好きな色を合わせて無心に糸を布に通していくと、いつの間にか綺麗な模様が手の中で出来上がっています。超!簡単で、我を忘れて没頭していたら、目の前が可愛くて。この面白さが こぎん刺し の魅力です。しかし こぎん刺し の起源には、江戸時代の北東北の厳しい生活背景がありました。こぎん刺し は生きるためになくてはならない存在でした。時代が変わって明治に入ると一気に需要が無くなり、衰退してしまいます。しかし、こぎん刺し に魅了された柳宗悦氏によって昭和の初めに再び脚光を浴び、再興を果たしました。

こぎん刺し が必要不可欠な家事仕事として、女性たちが無心に刺していた300年前も、かわいいを満喫したくて没頭する現代の人たちにも、変わらずにある自身の手の中で美しさが積み上がっていく感動は、こぎん刺し のこれからも変わらない一番の魅力です。時代が変わり、野良着が必要なくなり、こぎん刺し はこのシンプルな技法と魅力で様々にカタチを変えて沢山の人が楽しんでいます。その楽しみの中にある無限の可能性をkoginbankは追求していきます。

koginbankは革と工芸のブランドwasabi CRAFTとプロダクト・UI/UXデザイン・開発カンパニー株式会社トリイデザイン研究所が運営しています。

wasabi CRAFTでは、視覚的な魅力や色から受ける印象の違いと、布に糸が刺し重ねられて初めて感じる布の柔らかい重厚感を感じていただけるこぎん刺し製品を扱っています。これまで こぎん刺し が縁で繋がった人たちの”こぎん熱”からは、こぎん刺し その物だけじゃなく、その周りにある面白さを知りました。この目に見えない面白さを伝えることができたら、こぎん刺し の魅力的な世界をもっと広げていけると感じています。koginbankは多くのこぎんファンが繋がり、共有できる情報媒体となり、こぎん刺し の世界を広げて行きたいと考えています。

koginbankでは、こぎん刺し が3つのセグメントのユーザーを循環していくことで、こぎん刺し の文化を未来に向けて継続させることを目的としたサスティナブルな文化継承を目指しています。こぎん刺し の面白さを知ってもらい、こぎん刺し に触れ、自ら作り楽しむことへ興味が繋がり、広がり、繰り返される渦が次第に大きくなり、未来の新しい可能性へ広がると信じています。これからの時代において、自らの手を使って作り上げる楽しさはよりフィーチャーされるのではないでしょうか。この こぎん刺し の魅力は知育教育や、健やかなメンタルの維持に活用できると思うのです。そして、こぎん刺し の社会的な地位を高めていきたいと考えています。

koginbank編集部 編集長 石井勝恵

手前は古作のこぎん刺し、奥はこぎん模様を使った織物

※こぎん刺し とは
青森県の伝統工芸で、現在は誰でも気軽に簡単に楽しめる趣味手芸の一つの刺し子(刺繍)として日本にとどまらず海外でも親しまれています。

※刺し子とは
布に糸を縫い通してステッチで幾何学模様や装飾を作る刺繍の一つです。

刺し子は本来、生活で使用する布の補強や保温効果を生むための手段でした。古くは飛鳥時代の文献にも見受けられますが、江戸時代の東北地方では収穫に恵まれない貧しい農家が近畿地方から流通されるボロキレを縫いつなぎ衣類を賄っていたことが現在も残っている刺し子の起源と言われています。当時は青森まで都のボロキレや古着が流通されることはありませんでした。そのため、刺し子の中でもこぎん刺しは地場で賄える材料で独自の発展を遂げてきました。こぎん刺しは目塞ぎ方式と呼ばれ、目の粗い布の経(タテ)糸・ 緯(ヨコ)糸の布目を数えなから太い刺繍糸を刺し、目数で模様を積み上げて行きます。

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