こぎん刺しという言葉を、どこかで見かけたことはありませんか。
インスタグラムで流れてきた幾何学模様の刺繍、手芸店で見かけたキット、旅先で出会った青森の工芸品——。
気になってはいるけれど、何から始めればいいかわからない。
このページは、そういう方のための入口です。
こぎん刺しって何?
こぎん刺しは、青森県津軽地方に江戸時代から伝わる刺し子の技法です。
布の目を数えながら針で糸を横に通し、幾何学模様を作っていきます。
難しそうに思えるかもしれませんが、基本の動作はシンプルです。
布の目を数えて、針を通す。それだけ。
数をかぞえながら手を動かす時間は、不思議と頭の中が静かになります。
忙しい日常のなかに、ゆっくり手を動かす時間を持ちたい方に、おすすめの手芸です。
こぎん刺しと菱刺し、何が違うの?
koginbankでは、津軽こぎん刺しと南部菱刺しの両方を扱っています。
どちらも青森県に伝わる「目塞ぎ刺し子」で、布の目を数えて針を通すところは同じです。
こぎん刺しは布幅いっぱいに横1段ずつ針を通して模様を作ります。奇数の目数で構成されるモドコ(基礎模様)を組み合わせて、布一面に大きな幾何学模様を展開します。
菱刺しは横長の菱形のモチーフ(型コ)を刺し並べていきます。偶数の目数で構成され、曲線に近い丸みのある模様もあるのが特徴です。糸の色や素材のバリエーションが豊かで、色遊びも魅力のひとつです。
どちらから始めるか迷ったら、まずこぎん刺しをおすすめします。入門書や材料が充実しているので、始めやすい環境が整っています。
何を揃えればいいの?
必要なものは、針・糸・布の3つだけです。
針
こぎん刺し専用の「こぎん針」を使います。先が丸く、布の目を割らずに通せるようデザインされています。一般的な刺繍針とは異なるので、専用のものを用意しましょう。
→ こぎん針について
糸
刺し糸にはいくつか種類があります。色のバリエーションも豊富なので、好きな色から始めてみてください。
布
こぎん刺し専用の布(こぎん布)があります。針を通せる布の目が規則正しく整っているため、目を数えながら刺すこぎん刺しに適しています。
まとめて揃えるなら
針・糸・布がセットになったキットが便利です。図案付きのものもあるので、最初の一歩に最適です。
→ koginbank online shopでキットを見る
刺し方の基本
布の経(タテ)糸を数えながら、針を通していきます。
1段ずつ横方向に刺し進め、段を積み上げることで模様が現れてきます。
最初の1段(目立て)を正確に刺すことが、きれいな模様への近道です。
→ 刺し方の基本を読む
→ 知っておきたい用語
→ 便利な道具・コツ
図案はどこで見つける?
モドコDB
こぎん刺しの基礎模様「モドコ」と、菱刺しの「型コ」のデータベースです。動物・植物・日常など220点以上を収録しています。眺めているだけでも楽しいページです。
→ モドコDBを見る
モドコをつくる・図案を描く
オリジナルの模様や図案を作れるツールも用意しています。慣れてきたら、自分だけの模様づくりに挑戦してみてください。
本で学ぶ
こぎん刺しの入門書から図案集・歴史書まで、koginbankが選んだ本を紹介しています。最初の一冊選びの参考にしてください。
教室で学ぶ
誰かに教わりながら始めたい方は、全国の教室情報をご覧ください。
→ 全国の教室を探す
まずは、気軽に始めてみてください
こぎん刺しは、道具も少なく、場所も取らず、少しの時間があれば続けられる手芸です。
完璧な準備をしてから始めなくても大丈夫です。
針を持って、布の目を数え始めた瞬間から、あなたのこぎん刺しが始まります。
koginbankは、こぎん刺しと菱刺しを楽しむすべての人のための情報サイトです。
青森県に伝わるこの刺し子文化を、次の世代へ伝えることを願いながら、情報を発信・アーカイブしています。