[27] 紗綾形
出典:『津軽こぎん刺し』 前田セツ 編著 (株式会社花邑S48.11.20)
紗綾形とは卍つなぎの一種。卍を連ねた連続模様のことです。紗綾(さや)と呼ばれる絹織物の地紋によく使われるので紗綾形と呼ばれるようになりました。明時代の中国から伝わった模様と言われています。卍を連ねた模様には不断長久(絶えず長く続く)を表すとして縁起物とされ、江戸時代には小紋、唐紙、社寺建築など非常に多く使われていたのだそうです。
出典 平凡社世界大百科事典第2版
卍(まんじ)について
インドで吉祥のある人や物の象徴。めでたい趣意を表します。ビシュヌ神の胸の旋毛に起源を発しているといわれますが,仏教では仏陀の胸,手足,頭髪に現れた吉祥の印の象徴,さらに仏心の印としても用いられます。また寺院の記号,紋章,標識としても用いられています。
出典 ブリタニカ国際大百科事典
卍はこぎん刺しのお膝お元である青森県弘前市の市章にもなっています。
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